共通の絆があります
それによって全世界の人間が、根源的に結ばれています。
人間が地上でも、そして死後も生き続けることを可能にしているのは、霊力です。
全人類を、神を共通の親とした一つの家族としてつなぐのも、同じ霊力です。
この崇高な事実こそ、私たち霊が啓示しようとしている真理です。
あらゆる物的な違い、あらゆる障害、あらゆる障壁を超えるものです。
肌の色の違い、言語の違い、国の違いを超えるものです。
物的存在の内側に、断つことの出来ない絆で全人類を結んでいる、共通の霊的な属性があるのです。
今の地上には、この真理が必要です。
その理解が行き渡れば、戦争は無くなります。
世界中ではびこり過ぎている、利己主義と貪欲が撲滅されます。

翼を与えて追い出しなさい
翼を与えて追い出しなさい。
この大宇宙を動かし、有機物と無機物の区別なく全生命を創造した巨大な力、星も惑星も太陽も月も創造した力、物質の世界に生命をもたらし、人間の意識に神性を植えた力、完璧な法則として全生命を支配する力、その大いなる霊的な力の存在を忘れてはいけません。
その力はあなたが見捨てない限り、あなたを見捨てることはありません。
その力を我が力とし、苦しい時の避難所、心の港にすることです。
神の愛が常に辺りを包み、あなたはその無限なる抱擁の中にあることを知って下さい。

物質界全体を不満の暗雲が覆っています
新鮮な空気も吸えず、太陽の温かい光にも浴せず、人間の住むところとは思えない場所で、生きるか死ぬかの生活を余儀なくされている人が、大勢います。
欠乏の度がひどすぎます。
貧苦の度がひどすぎます。
そして悲劇が多すぎます。
物質界全体を不満の暗雲が覆っています。
その暗雲を払いのけ、温かい日光の射す日が来るかどうかは、人間の自由意志次第です。
一人の人間が他の人間を救おうと努力する時、その背後には数多くの霊が群がって援助し、その気高い心を何倍にもふくらませようと努めます。
善行の努力は絶対に無駄にはされません。
奉仕の心も無駄に終わることはありません。

動物にとっての天国
その無益な残虐行為が、完全に地上から無くなるまで、私たちは何度も闘いを挑まねばなりません。
見た目にどんなに抵抗が大きくても、決してひるんではいけません。
必ず勝利は、あなたのものになります。
あなたが望む改革の全てが、あなたの在世中に達成されるとは限りません。
しかし、そのうちの一つでも、二つでも、三つでも達成されれば、あなたが地上に存在した意味があったことになります。
時どき私たち霊は、この活動に没頭しているあなたに、霊界の動物が一欠片の恐怖もなく、安らかに仲良く暮らしているところを見せてあげたいと思うことがあります。
そこはまさに動物にとっての天国です。

闇の力は光には勝てません
奥さんはあなたがその後も動物愛護の活動 一 あなたとともに生涯をかけた、動物への無用で愚かで邪悪な残虐行為を止める活動を続けていることを喜んでいます。
これはまさに文明の汚点、恥ずべき汚辱です。
全生命は同じものです。
それを理解しているあなた方は、下等な存在と見なされている動物が、本来の権利を存分に発揮できるようにしてあげて下さい。
そのための闘争に嫌気がさしてはいけません。
虐待、残忍、苦痛、無益な流血への挑戦を続けて下さい。
その価値ある闘争で、あなたの役目を存分に果たして下さい。
最後は必ず善意が愚行に勝ちます。」
一 不幸なことに、これまでは残虐行為をしている側が勝っているように思えます。
「光が闇を征服するように、善は必ず悪を征服します。
闇の力は光には勝てませんし、悪も善には勝てません。
気落ちしてはいけません。
あなたの背後には、地上で同じ活動に尽くし、死後も引き続き地上の全生命に自由をもたらすために尽くしている霊団が、味方として控えています。」

野生動物と人間の共存共栄
何の原因もなしに存在するものは、一つもありません。
神の完全なる構想によって、あらゆる創造物、あらゆる生命が貢献するようになっています。
用もない生命が地上に発生したために、絶滅させなければならなくなったということは、絶対にありません。
人間が、地上で最大の破壊的動物であってはならない理由は、そこにあります。
野生動物と人間の共存共栄が、少しずつ当たり前になっています。
それは、人間の動物への愛が大きくてなって、恐怖の壁が崩されている証拠です。
人間がもしもこれまでのように、動物を屠殺したり狩猟したり威嚇したりすることがなかったら、動物に恐怖心は生まれなかったはずです。
霊的な進化の促進のために、人間とのつながりを求める動物もいるのです。
