忍耐強い努力と犠牲を払わないことには、これからも数々の戦争が起きるでしょう。
タネを蒔いてしまった以上は、その産物を刈り取らねばなりません。
因果律はごまかせないのです。
流血の争いというタネを蒔いておいて、平和という収穫は刈り取れません。
他国を物理的に支配しようとする欲望の張り合いをしながら、その必然の苦い結果を逃れるわけにはまいりません。
愛のタネを蒔けば愛が実ります。
平和のタネを蒔けば平和が実ります。
互助のタネを地上の至るところに蒔いておけば、やがて互助の花が咲き乱れます。
単純な真理なのです。
あまりに単純すぎるために、かえって地上の“お偉方”を当惑させるのです。