世間で言うところの“成功者”に、なるかならないかは、どうでもよいことです。
この世的な成功によって手に入れたものは、そのうちあっさりと価値を失ってしまいます。
大切なのは、自分の霊性の最高のものに対して誠実であること、自分でこれこそ真実であると確信するものに目をつぶることなく、本当の自分自身に忠実であること、良心の命令に素直に従えることです。
それさえ出来れば、世間があなたをどう見ようと、自分は自分として最善を尽くしたのだという信念が湧いてきます。
そして、いよいよ地上生活に別れを告げる時が来た時、死後に待ち受ける生活への備えが十分に出来ているという自信を持って、平然として死を迎えることが出来ます。